かなた望遠鏡用観測装置 一覧 |
かなた望遠鏡では現在、HOWPol, HONIRおよび高速カメラの3つの観測装置が運用されている。
なお、観測装置と望遠鏡の運用メモ(研究者向け)が
【 こちら 】
にあるので、データリダクションの参考にして頂きたい。
広島大グループを中心に開発した観測装置で、一回の露出で直線偏光パラメーターの導出が可能な 偏光計を搭載した可視広視野カメラ。広視野撮像モードのほかに、偏光撮像(広視野型と狭視野型)、 および分光のモードを搭載する。 CCDには完全空乏型CCD(国立天文台、浜松ホトニクス)を採用し、近赤外領域の感度を高めている。2008年冬より観測を開始、2009年夏からはガンマ線バーストに対するスタンバイを継続中。
(*6)10-min exposure, delta_R = 0.02 mag, (*7)10-min exposure, delta_P = 0.2%
Basic Specifications Wavelength 0.45 -- 1.03 micron Field of view Imaging: 15' diameter
Impol(wide): 7' x 7'
Impol(narrow): 15' x 1'
Spectroscopy: 2.3" x 15'Filter B, V, R, I, z', H-alpha Grism Low-res (Grism 420/mm, 620nm blaze, R~400) Wollaston prism (Both) Wedged double Wollaston prism
(Wide) Made of six rutile blocks
(Narrow) Six magnesium fluoride blocks and two fused silica wedgesCCD Two fully depleted 2k-4k CCDs, 200 micron-thick depletion layer Limiting mag Photometry(*6): R = 19.2
Imaging polarimetry(*7): R = 16.0
広島大で開発を進めている観測装置で、最大で可視1チャンネルと近赤外線2チャンネルの3チャンネルで 同時に観測が可能な、世界的にも珍しい機能を有する。 2016年3月現在、可視1チャンネルと近赤外線1チャンネルの2チャンネルで運用されている。 2011年に2チャンネルの撮像モードのファーストライトを迎え、その後、2014年までに分光モード、 偏光撮像/偏光分光モードが立ち上がっている。
OPT IR1 IR2 Detector CCD 2kx2k MCT 2k x 2k TBD Field of View 10'x10' 10'x10' 10'x10' Pixel Scale 0.3"/pixel 0.3"/pixel 0.3"/pixel
京都大の浜松ホトニクスとの共同で開発された、高速読み出しが可能なCCDカメラ を備えた低分散分光器。光学系はHOWPolのものを流用している。 CCDチップはE2Vの背面照射型を使用。2016年3月現在、かなた望遠鏡の第二ナスミス焦点に常設し運用中。 (同じ焦点用の眼視装置とは平面鏡の出し入れにより、切り替えて用いる)
Example of observational error:
Basic Specifications Pixel format 512 x 512 Pixel size 16 micron x 16 micron Focal reducer 1:0.57 (0.26"/pixel) Field of view 2.3' x 2.3' Cooling 50 deg C below ambient Frame rate Maximum 35.8 frames/sec (no binning) Exposure time Minimum 27.1 msec to maximum 10 sec Spectrograph Grism: 430-690nm, R=150), Prism: 400-800nm, R~20(=9-73)
delta_V = 0.03 mag in maximum frame rate (35.8frame/sec) observation for ~9 mag star