FITS binary table を圧縮する手順は次のとおり。
0.1mm
大きな FITS table の場合は同じ行数を含むタイルに分割し順に圧縮して圧縮 table の 1つの行として出力する。 タイルサイズは 100MB を超えないことが推奨される。
FITS binary table の隣り合った column は非一様なデータ型を含む可能性があるので FITS table のネイティブなバイトストリームを効率的に圧縮するのは難しいかもしれない。 そこで table を構成する column を展開してから各 column を個別に圧縮し、各 column に最適な圧縮アルゴリズムを選ぶ。
各データ column は 5.10.4 のどれかのロスレス圧縮アルゴリズムで圧縮される。 table がタイルに分割されている場合は各タイルの対応する column には同じ圧縮アルゴリズムが適用されねばならない。 可変長配列の column の場合は各々の可変長ベクトルが別々に圧縮されるべきである。
各 column の圧縮されたバイトストリームは出力される table の対応する column に書き出される。 圧縮された table は入力 table と同じ数と順の column を持つが、出力 table の column のデータ型は全て TFORMn = '1QB' の可変長バイトデータとなる。 可変長配列の column では、入力される非圧縮 table の配列記述子同様に配列記述子は各圧縮可変長配列を指し、それ自身も圧縮されて圧縮 table の対応する column に書き出される。