W. D. Pence により保守されている FITSIO パッケージは、FITS ファイルの読み書きのための machine-independent なサブルーチンインターフェイスである。 各ルーチンは ANSI C で書かれ各種コンピュータで実行可能である(Fortran から呼び出して使うこともできる)。 FITS の最新の規約に対応するようにアップデートされており、standard extension、多次元配列、可変長配列の Binary Table、WCS や checksum にも対応している。 UNIX と Windows に対応するソースコードと、Windows の DLL も配布されている(Visual C++ 用と Borland C++ 用)。関連して FITS ファイルのベリファイツールも公開されている(3.2.1.2 節参照)。
最新バージョンは、3.450 であり、情報は下記から。(2018年5月版)
https://heasarc.gsfc.nasa.gov/fitsio/
FITSIO には色々な言語からのインターフェイスが提供されている。
代表的なものでは、
●c++(ccfits, https://heasarc.gsfc.nasa.gov/docs/software/fitsio/ccfits/)
●python(pfits,https://pypi.org/project/pfits/)
●perl(perl モジュール CFITSIO.pm, http://hea-www.harvard.edu/~rpete/cfitsio/)
●ruby(RFits, https://rubygems.org/gems/rfits/)
(FITSIO からのリンクは違うようだ。他にも ruby は国産言語ということも
あり RubyFits (yuasatakayuki 氏による sfitsio (3.1.3.9節参照)をベース
にした FITS I/O ライブラリ)のようなものもある。
(参照 https://github.com/yuasatakayuki/RubyFits))。
などがある。