: [国産の天文画像処理用の商用ソフトウェア]
r.5
(StellaImage で解析中の例)
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StellaImage は(株)アストロアーツにより開発、配布されているソフトウェアである。
どちらかというと望遠鏡で撮った天体画像を画像処理してきれいなイメージに仕上げる用途の商用ソフトでアマチュア天体観測者などによく使われている。
FITS ファイルの表示だけでなく、画像処理関係の豊富な機能を持っている。
Windows 版のみ。
代表的な機能は次のとおり。
- 8,16,32bit整数、32,64bit実数のFITS の読み書きとヘッダ表示、JPEG, BMP, DIB, GIF, PNG, TIFF などの汎用画像形式や SBIG などの CCDカメラ、デジタル一眼レフカメラの RAW形式などにも対応(RAW 形式での保存は不可)
- 一次処理(ダーク、フラット補正やホット、クールピクセル除去のバッチ処理含む)
- 画像復元、PSF測定など
- RGB, CMY 分解、合成やコンポジットなどの画像処理
- 画像演算(加減乗除)やビニング、ブリンクによる比較
- シャープ、エンハンス、スムースなどのフィルタリング
- コントアや輪郭検出
- ヒストグラムやスライス面のプロファイル表示
最新バージョンは 8.0f で、Windows 7/8.1/10 では 64ビット版にも対応しその場合は4GB を越えるメモリも使用可能。配布元は次のとおり。(2019年1月現在)
https://www.astroarts.co.jp/products/stlimg8/
Osamu Kanamitsu
2019-02-15