: [スペクトル解析向けの国産ソフトウェア]
r.45
(BeSpec で解析中の例)
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BeSpec は美星天文台の川端哲也氏 (ソフトに関する連絡先 info@bao.city.ibara.okayama.jp)により開発、配布されているソフトウェアである。
VisualBASIC と VisualC で開発され自由にダウンロード・利用できるようになっている。
FITS ファイルの表示だけでなく、一般向けのソフトウェアとしてはめずらしくスペクトル解析用の機能を多く持っており、そうした処理をしたいユーザには貴重なソフトである。
Windows 版のみ。
代表的な機能は次のとおり。
- 16bit,32bit整数、32bit単精度浮動小数点型のFITS に対応
- 一次処理(ダーク・バイアスの差引、フラットフィールディング)
- スペクトルの一次元化(スカイ差引、天体スペクトル抽出)
- 比較光の波長同定と波長較正(横軸波長単位のグラフへ変換)
- スペクトル測定(等価幅とガウスフィットによる線スペクトルの中心波長や半値幅測定)
最新バージョンは 0.9 で、配布元は次のとおり。(2002年5月版)
(注: Windows Vista 以降 ではインストールできるものの正常に動作しないようである。Windows7 の WindowsXP mode でなら OK)
http://www.bao.city.ibara.okayama.jp/soft/bespec/
Osamu Kanamitsu
2019-02-15