データのサンプリングが対数のことがしばしばある。 例えばスペクトルは波長や周波数が対数的に増加するようにサンプリングされることがある。 こうした対数-線形座標としては分光分野では、FREQ-LOG, WAVE-LOG, AWAV-LOG の 3つ(周波数または波長について対数になっている場合)しか使われないが、他の座標タイプと'LOG' の組み合わせも禁止されてはいない。 他の組み合わせ、例えば速度を対数目盛りにするようなことは天文学では必要ないし、意味が無い、あるいは数学的に扱いづらいというだけである。 対数線形アルゴリズムでは世界座標の計算は、
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で計算される。 CRVALka, CDELTka, CDk_ja の単位はCUNITkaキーワードで特定される。 対数はしばしば自然対数よりも 10を底とする対数で表現される場合があるが、そのような場合には、CDELTka と CDk_ja でファクター ln(10) を含むように補正する必要がある。 このアルゴリズムをより一般的にするために、CTYPEka の最初の 4文字よりもより一般的な座標の記述ができるように CNAMEia というキーワードを予約する。