: [マルチプラットフォームのFITS 画像ブラウザ]
r.5
(FITSView で解析中の例)
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NRAO(National Radio Astronomy Observatory) の Bill Cotton は FITS ブラウザとして FITSView ファミリーを開発し多くのプラットフォームで使えるようにしている。
しばらくアップデートがなく、ちょっと古いソフトになってしまっているが、その分軽く、代表的なプラットフォームで同じように使えるのは利点である。
Windows 3.1, 95 以上で使える FITSView、Mac OS 7 以降で使える Mac FITS View、Unix/X Window で使える XFITSView (代表的な Unix 系 OS 向けのバイナリがあるが最新まであるのは Linux版)、があり、現在では非常に軽いソフトと言える。
代表的な機能は以下の通り。
- FITS ヘッダを読める
- gzip 圧縮された FITS ファイルを直接読める
- 2 ないし 3 次元の FITS 画像を読める
- WCS に対応している(天球座標表示可能)
- Movie が見られる
最新バージョンは FITSView が 2.0.3(2002年2月版)、MacFITSView が 1.4(1998年4月版、Mac OS 7 ~ 9)、XFITSView が 2.2(2007年8月版) で、配布元は次のとおり。
https://www.nrao.edu/software/fitsview/
Osamu Kanamitsu
2019-02-15