Image Extension

1980 年代末、FITS コミュニティでは多次元配列を Primary HDU 同様、拡張 HDU にも含める手段を議論していた。 IUE グループでは、関連する配列 (特に彼らのデータとフラッグの配列) を同じファイルに含めようとしていた。 フラッグとデータではデータタイプが違うためもう 1 つ軸を追加して Primary データ配列にフラッグを含ませることはできなかった。 J.D. Ponz, J.R. Muñoz (ESA IUE グループ) と R. Thompson (CSC, GSFC IUE グループ) は詳細なドラフトを作成し 1992 年初めに公開した。 この拡張は 'IMAGE' と名づけられた。唯一の重要な議論は、Random Groups レコードを Image 拡張の後に含ませられるか、という点だったが、Random Groups は既に使われなくなってきていたので、結局 Random Groups レコードは許さないことになった。詳細は、5.7 節と第II部の文献[8]を参照のこと。



Osamu Kanamitsu
2019-02-15